匂いに敏感な私がドリアン食べてみた
ドリアン人生初挑戦
みなさんはドリアン、食べたことがありますか?
フルーツ大国のインドネシア🇮🇩
ドリアンはフルーツの一種で、雨季の時期にマンゴーと共にインドネシアでは、とても旬の時期を迎えるのだそうです。
そういえば最近よく街中でみかけるなとは思っていたものの、ドリアンとは無縁の生活を送っていました。
インドネシアでは、日本と違って
マンゴーが手軽に買えるし(だいたい3-4個で100円くらい)、どう森みたいにそこら辺の木でとることができるので、よく差し入れに先生が持ってきてくれるのです。
昨日はたまたま違う人達から一日に4個も頂きました。
...ということで、フルーツが冷蔵庫に入っていない日はないくらいです。
私自身フルーツは好きだし、なんでもトライしてみたいとは思っているのですが、
ドリアンだけは食べることがないんだろうなと思っていました。
そう、思っていたのです。
ドリアンへの固定概念
というのも、ドリアンに対しては本当にいいイメージがなかったんです。
理由は二つ。
①日本にいる時にもらった「住居情報」の禁止欄に二つだけあった禁止事項の1つが「ドリアンの住居への持ち込み禁止」と書かれていたこと。(ちなみにもう一つはアルコール禁止)
②人によっては吐き気を催す人もいるらしい、という情報をどっかで拾ってきた。
ということで、ドリアンには悪いのですが、私は相当悪いイメージを持っていたのです。
その上私は、題にあるように、結構匂いに敏感な人間。食べ物も、乗り物も、匂いが合わないとすぐ気持ち悪くなる程なのです。
なので、本当に一生食べることはないだろう、と思っていました。
ドリアン人生初挑戦
しかし!
しかし、しかしなんと今日、人生初のドリアンに挑戦することに。
先日、歴史の先生からおうちに来ないかとお誘いを受けていたので、
今日はその予定だった私。
彼女の目的は私を家に呼んでくれることと、
ドリアンを食べさせてくれることだったのだそう。一応会話して決まったことだったのですが、なんかバタバタしていてちゃんと先生の言ってることが理解できてなかったのでした。
多分ですが、
「先生、ドリアン食べたことある?」
「ないです」
「じゃあ、木曜日私のうちに帰るときに一緒に食べましょう」
みたいな感じだったのだと思う…
本当によくわかっていなかったのです。
ということで、
てっきり先生の家に向かっているんだと思っていた私は外を見てびっくり。
そこはドリアンの店が小さい商店街的な感じで並んでいました。
いざ店へ
まず匂いが大丈夫なのか…
「Ayo,Ayo(行くよ)」と言われて心配する暇もなく降りてみると…案外匂いしないじゃん、と一安心でした。
しかし!
安心もつかの間。
先生は店の前につるしているドリアンに近づき、どうやら音を確かめているよう。
触っているではないか!匂いはつくのでは?
と思いながら、恐る恐る近づいてみます。
こんな感じに吊られてる。
先生の納得するものを見つけたらしく、お店のおじさんに何か言っている様子。
すると、おじさんはそのドリアンを割り始めてるではありませんか!
割った瞬間にすごい匂いするのではと思っていた私は一歩下がり…。
少し開くと今度は、先生がちょっとの隙間から身を食べてる。
ドリアン試食…
いいんですか??
でも先生はどうやら気に入らなかった様子。
先生は新しいドリアンを指さして、また試食。
ドリアンチェンジはいいらしいです笑
最終的に2個いいやつを選んでくれました。
いくら匂いが気にならないとはいっても、いつまでもいたら匂いは体につきそうな感じ。
「さぁ、車へ行こう」と思った時、先生は中へ。
いざmakan (“食べる”の意味です)!!!
おじさんは本格的にドリアンを割って開け始めました。
どうやら店の中で食べるようです。
たくさんのドリアンに囲まれて、椅子に座り。
完全に割られたドリアンが私の目の前に!
なんだこれはーーー。
見た目は完全にニンニク。
どうやって食べるのかと聞くと、
直接手で食べるという。ここはもうやるしかないと勇気を出すことにしました。
それにしても手に匂いはつかないですか。
手袋必須じゃないんですか…。(頭の中では、一生匂いが取れなくなるという情報が回っていた)
写真を撮ろうといわれて撮った写真がこちら。
持とうとしたら周りのとげとげは痛すぎた!
早く早く!と😊笑顔の先生。
恐る恐るドリアンに手を伸ばして…
ぷにっていう感触も感じないようにして、ミカンのように皮から外し、
口の中へ。
「・・・」
「・・・」
うーーーーーーーん。
何とも言えない。
いや、本当に何とも言えないんです。
若干見た目だけじゃなくニンニクの味がするのは思い違いなような気もするし…。
ニンニクの臭みを消して、そこにフルーツの少し甘い感じを入れて。
とりあえず匂いは口の中に入ればそこまで気にならず…
吐き気も催さなかったので良かったです(笑)
ドリアンって食べれるの少しのように見えるけれど、実はミカンみたいにたくさん入っている。
先生が私の前に次から次へとドリアンの実を出してくれるので、なんとなく口へ運び続けてみたのですが、
「………」
なんか癖になる感じ…
インドネシア人がいうのもわからなくもない。
食べる前先生に
「ドリアンは癖になるよ」と言われて、
心の中で「一生に一回でいいだろう」
と思ってはいたのですが、
案外その“癖”とやら、わからなくもないです。
でもさすがに「もう食べれない」というときは来ました。
もういいです!というほど食べて、
全身にドリアンの匂いをまとって、
無事先生の家に向かうことにしました(無事なのかはわかりませんが(笑))。
ちなみにこの時先生と私で二つのドリアンをシェアしたのですが、
先生のドリアンはなぜかコーヒーの味付けがしてあって(どうやってしたのかは不明)、
私には好きな味ではなかったです…。
帰るときに先生は家族へのお土産にもう一つ買っていて、
計三つでRp.170.000(1500円程)くらいでした。
※少し小ぶりです。
ドリアンはサイズやおいしさにもよるけれど、値段的にもマンゴーのように毎日食べれるものではなさそうです。
日本でいうスイカのような感覚でしょうか?
少し高級な感じで、当たり外れがあるので、他のお客さんも一生懸命選んでいました。
持ち帰りドリアンについて
ここで一つ疑問になったのが、どうやってドリアンを持って帰るのかということ。
そして家に匂いはつかないのかということ。
そう、スイカのようにひもで結んで、つりさげて持って帰るのです。
つまり、ビニールにもいれないドリアンと共に車に乗り、先生のうちまでドライブ。
「おぉ…。」
と思ったのですが、すでにドリアンの店で、
20分程過ごしていた私はそこまで気にならずにいれました!
※そうは言っても、車から降りたときに、明らかに自分からドリアンの匂いがするのはわかりました。
そして手からするにおいは一晩経った今も取れてません(笑)
<ドリアンを食べてみての感想>
・ドリアンは思っていたより危険物ではないということ
・固定概念は捨て、なんでも挑戦することは大切ということ
・ドリアンはほかのフルーツに比べて高くて、こっちではとても高級品である
・見た目はニンニクだが、
中身は何とも言えない味。
食べてみた人にはわかるやつということ。
・匂いが気になる人はやっぱりビニール手袋が必要(だと思う)
・ドリアンの周りのとげとげは痛い
以上。
匂いに結構な感じで敏感に生きてきた私が、ドリアンを食べてみた感想でした。
とってもいい経験になったので(?)、
皆さんもインドネシアに訪れたときはぜひチョバ(日本語で‘“挑戦“)することをお勧めします!