シドアルジョ🇮🇩からこんにちは👧🏻

21歳女子大生。インドネシアあるまちでのまいにち?

シドアルジョでの食事情🍙

 

シドアルジョでの食事事情🍽🍙

最近よく日本の人たちに、
インドネシアで日々どんなもの食べてるの?」と聞かれます。

そしてなんと答えるかというと、

正直バタバタで自分でもよくわかってない…。
ということで整理することにしてみました。

今回は、インドネシア🇮🇩というと地域によってめっきり違うので、シドアルジョの食事事情について書きたいとおもいます!


まずはじめに。
インドネシア人、特にジャワの人なのかもしれませんが、食べるのが本当に大好きなようです(当たり前ですが人によります。全体的にのはなしです)。
体が大きい人が多いのもはじめの頃は印象的でした。すごい勝手にですが、こっちに来る前は、とってもヘルシーなイメージを持っていたので、少し驚きでした。

 

歓迎の意を込めて...
たくさん食べて、話して、笑うのがとにかく楽しい精神が強く、歓迎の意を込める時も本当にたくさんの食べ物をくれます。
確かに食べることって楽しいんだけど、もう量は半端なくて、授業から帰ったら職員室の自分の机が食べ物でいっぱいになったり、食べ物持って帰るのに袋いっぱいになる、それくらいのものです笑

 

ちなみに学校に着いてすぐに机に置いてくれてた食べ物たち。

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 これに加えておにぎりみたいなものから、ごはんから。たくさんありました。

 

朝ご飯食べてすぐにくれるおかしたち。

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常に「食べて、食べて」と食べ物はあちこちに用意されていて、おなかいっぱいだったり、食べれないものだったりで食べないでいると
「どうしたの?体調悪い?」やら

「ダイエットしてるの?」

と聞かれたりしてしまいます。

 

食べれないときちんと伝えないと、自分と一緒に食べないことに対して怒ってしまう人もいるので、はじめは気を遣って言えませんでしたが、最近はきちんと伝えるようになりました。

 

体が大きいこと=裕福な証拠

この「たくさん食べる」というのは昔からのジャワ島(私が住む東ジャワ州を含みます)の文化のようです。
「体が大きいのは裕福な子の証拠。だからこどもはたくさん食べて」とよくいわれます。


日本でも食べられることは幸せ、楽しい、というのは確かですが、生活における食べるということの規模が違うような気がします。

これはお酒文化があるないも関係してくるかもしれません。

 

もうたべた??
また、基本的に会った時に挨拶と同じくらい言われるこのセリフ。

「Sudah makan?(もうご飯食べた?)」

 

これは何時に会っても全くご飯時でなくても、必ず聞かれます。


日本では、基本的に朝昼晩の3食ですが、こっちの場合はお祈りの時間が朝4時なのも関係しているのか、、、
ここである一日の食事を振り返ってみたいと思います。

〈基本的な一日の食事〉
5:00 朝ごはん
10:00 間ごはん
12:00 昼ごはん
15:00 夕方ご飯
19:00 晩ご飯

てなかんじになっています。
人によっては、日本と同じように3食にしている人や、1日1食の人もいたりしますが、
多くの人がこんな感じなようです。

しかし、皆時間が来たから食べるというよりは、お腹がすいたら食べる、食べたいから食べるという方なので、あくまで一例です。

※これはわたしがインドネシア人と2か月ちょっと一緒に過ごしたなかで、見えてきた一日の食事です。

私の場合は、すぐおなか壊してしまうので、
食べられなかった分は持って帰ったり、「今はおなかいっぱい」と言うことも少なくないです。10時と3時くらいのご飯も、軽食というよりは、一人前のごはん…。なかなか体がついていきません。

「たくさん食べて、太っているのが幸せの証拠」という考え方のインドネシア人は多く、

日本人の私にもたくさんたべて太ったほうがいいよ、と勧めてくるほどです(笑)

 

日本にはない、なになに文化

そして、食べてたら必ずと言っていいほど聞かれるのが、

「Makan apa? (何食べてるの?)」


日本だったらあんまり日常的に他人の食べてるものに干渉することがないので、はじめはほんと驚きましたが、これも一種のあいさつのようです。
”相手に興味を示しているよ“というアピールとも言えます。

ということで、見かけのこともたくさん口出ししてきます。
多いのが「太ったね」「やせたね」という言葉。あと「きれい」「かっこいい」などにもとても敏感で、自分で自分に言っている人もいたりします。

 

 

おわりに...
インドネシア(シドアルジョ)では、

食事が生活の中でとても大きな存在な分、文化にも大きくつながっているように感じます。

食事が生活の中でのあいさつ代わり、人とのつながりを示すもの、人の見かけなどが関わっていると思うととてもおもしろいです!

 

次回は、実際にどんなものを食べているのか紹介していきたいとおもいます😊

インドネシアタイム

 

インドネシアにきて2か月。

 

最近思うこと、

それは自分の時間の過ごし方が変わってきているのではないか、ということです。

 

日本にいる時では考えられないほどに、気持ちも気分もゆったりしている気がします。

それでもきちんと仕事は終わっているし、学校にも行けているし、何より毎日に満足しているのです。

 

こんなことを感じたのは、先日。

その日は学校をお休みするA先生に、

「B先生の授業にだけ出てほしいので、10時に来てください」

と言われた日があったんです。

でも、その日のB先生との授業は12時45分から。なにかおかしいとは思っていたのですが、とりあえず10時に行くことにしました。

 

私が学校へ行くと、

B先生「え、なんでもういますか?!」

 

…そうなりますよね。そうですよね。

10時に来てくださいのA先生は学校にはいなかったので、事情を言ってB 先生と大笑い。

別に学校で何かしたいことがあったわけでもなく、することも学校に持って行ってなかったので、3時間は暇になることが決定してしまったわけなのですが…。

 

別に急ぐこともないか…という気分に。

日本にいたときだったらどうでしょう。

約束の時間は13時。

でも10時に来てくださいと言われていったら、ただのあっち側の連絡ミスや勘違いだった、などがあったらどうでしょう。

私なら間違いなく気分を悪くしていたような気がします。

 

でも、ここはインドネシア

特にイライラもわかず、気分が悪くなることもなく。

とりあえずB先生は仕事が忙しそうだったので、自分の席へ座ってみました。

 

さあ、何をしよう。

私の席は一番前なので、後ろを向くと職員室が見渡せるので、みんなが何をしているのか見てみると、半分くらいの先生は授業がないのか、自分の席で授業の準備をしたりご飯を食べたり、近くの先生とお話したりしていました。

 

いつまでも立っているのも変なので、もう一度前を向いて座りなおして。

前にある大きなテレビからはインドネシアのニュースが流れていました。

何を言っているのかはもちろんわかりませんが、ちょうど、どこかで洪水が起きたとかどうとか。

 

インドネシアのうるさいニュース

少し話はずれるのですが、こっちのテレビニュースって言葉がわからなくてもグッドニュースなのかバットニュースなのかはわかるくらい効果音というのかバックミュージックというのか、すごいうるさいんです。

 

例えば、誰かが結婚したとかめでたい日だとか、パレードの中継とかだとめちゃくちゃ楽しい音楽が流れるのですが、

誰かが逮捕されたとか、洪水が起きたとか、誰かが亡くなったとかだとすごい暗い音楽が流れるし。

 

その日はどうやら悪いことが起きたようで、テレビからはすごく怖い音楽が流れていました…。唖然としていた私に普段は全く声をかけてこない後ろにいる先生がいきなり声をかけてきてくれました。

 

知らない後ろの先生が...

「先生、今日はA先生いないの?(A先生の席は隣なのでいつも一緒のため)」

名前はわからないまま、声かけてくれたことがうれしくて、事情を説明してみました。

 

すると先生は笑顔になって

「大丈夫、先生、私がここにいるから3時間暇じゃないよ」と。

 

これ、もちろん全部日本語ではなくて、インドネシア語と英語ごちゃごちゃで話しているのでよくわかっていないのですが。

 

そこからなんかタイミングが合えば話しかけてきてくれて、フルーツくれたり、お菓子くれたり、どこに行ったの?行きたい?一緒に行こうなど。

+今週の木曜日におうちにおいで、ご飯を食べようといってくれたり。

気持ちはそっちに言ってたのですが、3時間ずっと話しているわけにもいかず。

 

日本人にも難しい書き順 

話していない間は、次の日の授業の準備として漢字の書き順を20くらい下調べしていたのですが、これにはハマったというか、参ったというか。

楽しいハマりというよりは、とっても難しかったのです。

 

例えば 「毎」という字。中のやつを二回に分けて書くべきものを私は一回で書いていたし、「了」というだって、一筆で書いてしまっていた。

この前日本語の授業中にいきなり先生に書いてくださいって言われたのがトラウマで、下調べしてみていたのですが…これはこれでショックな出来事でした。

 

らんち!おしゃべり! 

昼休みになると、誰かの持ってきてくれた見た目パイナップルのポテト(何かわからな過ぎて食べるのだいぶん躊躇しましたが)をいただいき、お話タイム。

 

 

学校で!?てな感じですが、先生たちは氷水のはいったバケツに足をつけてリラックスしていました(笑)

私も勧められたのですが、あまりに冷たそうだったので丁寧にお断りしましたが…。

 

と、こんな風にしてあっという間の職員室での3時間は終わり、無事私の出番の授業が来てこの日は終わったのですが、こんなにどうでもない日でも、暇を持て余すだろうなとなった日でも、その中のとっても小さな出来事を楽しむことができて。

 

インドネシアでの時間のゆっくりさ」

とそれに慣れてきてる自分をおもいっきり感じた1日でした。

 

 

インドネシアタイム✖️日本タイム

言葉にしてみるととても難しいのですが、

日本での自分

→常に先のことを考えすぎて、今、その瞬間を過ごしていなかった(気がする)。あとに何があるから今これをする、あとで楽しむために今はとりあえず…なんてことが多かった。

 

インドネシアでの自分

→行き当たりばったりで、その日一日のスケジュールさえ経たないことが多く、「あと」を考えることは少ないが、その代わり、その瞬間を過ごしている。

 

これはインドネシア人の時間の感覚がうつったのかもしれません。 

どちらがいいとは言えないですが、いろんな時間の過ごし方があるっていうことをとても感じた一日でした。

 

 

 「その一瞬の今の目の前にあることに向き合うこと」をたのしみ、

ゆったり同じ時間を過ごし、一緒に勉強し。

面白いことがあれば笑って、頑張っている子がいれば一緒に頑張る。

 

初めは計画の経たない一日に不安でいっぱいでしたが、今は帰国まで思いっきりインドネシアタイムを楽しみたいと思っています。

匂いに敏感な私がドリアン食べてみた

 

ドリアン人生初挑戦

 

みなさんはドリアン、食べたことがありますか?

 

フルーツ大国のインドネシア🇮🇩

ドリアンはフルーツの一種で、雨季の時期にマンゴーと共にインドネシアでは、とても旬の時期を迎えるのだそうです。

 

 

そういえば最近よく街中でみかけるなとは思っていたものの、ドリアンとは無縁の生活を送っていました。

 

 

インドネシアでは、日本と違って

マンゴーが手軽に買えるし(だいたい3-4個で100円くらい)、どう森みたいにそこら辺の木でとることができるので、よく差し入れに先生が持ってきてくれるのです。

 

昨日はたまたま違う人達から一日に4個も頂きました。

...ということで、フルーツが冷蔵庫に入っていない日はないくらいです。

 

私自身フルーツは好きだし、なんでもトライしてみたいとは思っているのですが、

ドリアンだけは食べることがないんだろうなと思っていました。

そう、思っていたのです。

 

 

 ドリアンへの固定概念

 

というのも、ドリアンに対しては本当にいいイメージがなかったんです。

理由は二つ。

 

日本にいる時にもらった「住居情報」の禁止欄に二つだけあった禁止事項の1つが「ドリアンの住居への持ち込み禁止」と書かれていたこと。(ちなみにもう一つはアルコール禁止)

 

人によっては吐き気を催す人もいるらしい、という情報をどっかで拾ってきた。

ということで、ドリアンには悪いのですが、私は相当悪いイメージを持っていたのです。

  

その上私は、題にあるように、結構匂いに敏感な人間。食べ物も、乗り物も、匂いが合わないとすぐ気持ち悪くなる程なのです。

なので、本当に一生食べることはないだろう、と思っていました。

 

 

ドリアン人生初挑戦

 

しかし!

しかし、しかしなんと今日、人生初のドリアンに挑戦することに。

 

先日、歴史の先生からおうちに来ないかとお誘いを受けていたので、

今日はその予定だった私。

彼女の目的は私を家に呼んでくれることと、

ドリアンを食べさせてくれることだったのだそう。一応会話して決まったことだったのですが、なんかバタバタしていてちゃんと先生の言ってることが理解できてなかったのでした。

 

多分ですが、

「先生、ドリアン食べたことある?」

「ないです」

「じゃあ、木曜日私のうちに帰るときに一緒に食べましょう」

 

みたいな感じだったのだと思う…

本当によくわかっていなかったのです。

 

ということで、

てっきり先生の家に向かっているんだと思っていた私は外を見てびっくり。

そこはドリアンの店が小さい商店街的な感じで並んでいました。

 

 

いざ店へ

 

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まず匂いが大丈夫なのか…

「Ayo,Ayo(行くよ)」と言われて心配する暇もなく降りてみると…案外匂いしないじゃん、と一安心でした。

 

しかし!

安心もつかの間。

先生は店の前につるしているドリアンに近づき、どうやら音を確かめているよう。

触っているではないか!匂いはつくのでは?

と思いながら、恐る恐る近づいてみます。

 

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 こんな感じに吊られてる。

 

先生の納得するものを見つけたらしく、お店のおじさんに何か言っている様子。

すると、おじさんはそのドリアンを割り始めてるではありませんか!

割った瞬間にすごい匂いするのではと思っていた私は一歩下がり…。

 

少し開くと今度は、先生がちょっとの隙間から身を食べてる。

 

ドリアン試食

いいんですか?? 

でも先生はどうやら気に入らなかった様子。

先生は新しいドリアンを指さして、また試食。

ドリアンチェンジはいいらしいです笑

 

最終的に2個いいやつを選んでくれました。

 

 

いくら匂いが気にならないとはいっても、いつまでもいたら匂いは体につきそうな感じ。

「さぁ、車へ行こう」と思った時、先生は中へ。

 

 

いざmakan (“食べる”の意味です)!!!

 

おじさんは本格的にドリアンを割って開け始めました。

どうやら店の中で食べるようです。

 

たくさんのドリアンに囲まれて、椅子に座り。

完全に割られたドリアンが私の目の前に!

 

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なんだこれはーーー。

 

見た目は完全にニンニク

 

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どうやって食べるのかと聞くと、

直接手で食べるという。ここはもうやるしかないと勇気を出すことにしました。

 

それにしても手に匂いはつかないですか。

手袋必須じゃないんですか…。(頭の中では、一生匂いが取れなくなるという情報が回っていた)

写真を撮ろうといわれて撮った写真がこちら。

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持とうとしたら周りのとげとげは痛すぎた!

 

 

早く早く!と😊笑顔の先生。

恐る恐るドリアンに手を伸ばして…

 

ぷにっていう感触も感じないようにして、ミカンのように皮から外し、

口の中へ。

 

 

「・・・」

 

「・・・」

 

 

うーーーーーーーん。

何とも言えない。

 

いや、本当に何とも言えないんです。

若干見た目だけじゃなくニンニクの味がするのは思い違いなような気もするし…。

 

ニンニクの臭みを消して、そこにフルーツの少し甘い感じを入れて。

 

とりあえず匂いは口の中に入ればそこまで気にならず…

吐き気も催さなかったので良かったです(笑)

 

ドリアンって食べれるの少しのように見えるけれど、実はミカンみたいにたくさん入っている。

先生が私の前に次から次へとドリアンの実を出してくれるので、なんとなく口へ運び続けてみたのですが、

 

「………」

 

なんか癖になる感じ…

インドネシア人がいうのもわからなくもない。

 

食べる前先生に

「ドリアンは癖になるよ」と言われて、

心の中で「一生に一回でいいだろう」

と思ってはいたのですが、

 

案外その“癖”とやら、わからなくもないです。

でもさすがに「もう食べれない」というときは来ました。

もういいです!というほど食べて、

全身にドリアンの匂いをまとって、

無事先生の家に向かうことにしました(無事なのかはわかりませんが(笑))。

 

ちなみにこの時先生と私で二つのドリアンをシェアしたのですが、

先生のドリアンはなぜかコーヒーの味付けがしてあって(どうやってしたのかは不明)、

私には好きな味ではなかったです…。

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帰るときに先生は家族へのお土産にもう一つ買っていて、

計三つでRp.170.000(1500円程)くらいでした。

※少し小ぶりです。

 

 

ドリアンはサイズやおいしさにもよるけれど、値段的にもマンゴーのように毎日食べれるものではなさそうです。

日本でいうスイカのような感覚でしょうか?

 

少し高級な感じで、当たり外れがあるので、他のお客さんも一生懸命選んでいました。

 

持ち帰りドリアンについて

ここで一つ疑問になったのが、どうやってドリアンを持って帰るのかということ。

そして家に匂いはつかないのかということ。

 

そう、スイカのようにひもで結んで、つりさげて持って帰るのです。

つまり、ビニールにもいれないドリアンと共に車に乗り、先生のうちまでドライブ。

 

「おぉ…。」

 

と思ったのですが、すでにドリアンの店で、

20分程過ごしていた私はそこまで気にならずにいれました!

 

※そうは言っても、車から降りたときに、明らかに自分からドリアンの匂いがするのはわかりました。

そして手からするにおいは一晩経った今も取れてません(笑)

 

<ドリアンを食べてみての感想>

 ・ドリアンは思っていたより危険物ではないということ

・固定概念は捨て、なんでも挑戦することは大切ということ

・ドリアンはほかのフルーツに比べて高くて、こっちではとても高級品である

・見た目はニンニクだが、

    中身は何とも言えない味。

    食べてみた人にはわかるやつということ。

・匂いが気になる人はやっぱりビニール手袋が必要(だと思う)

 

・ドリアンの周りのとげとげは痛い

以上。

 

匂いに結構な感じで敏感に生きてきた私が、ドリアンを食べてみた感想でした。

 

とってもいい経験になったので(?)、

皆さんもインドネシアに訪れたときはぜひチョバ(日本語で‘“挑戦“)することをお勧めします!

 

 

とにもかくにも、忙しくても、楽しい1番

 

前回は、インドネシアの高校での日本語教育事情について大まかに書かせてもらいましたが、

今回は少し細かい話をしたいと思います。

 

前回にも説明したように授業は、

だいたい教科書+先生たちのプリントでの概要説明の後、会話、発音練習、最後に生徒たちの発表という形で成り立っているようです。

 

今回は、読者の方が少しでも想像できるよう

最近の2年生(11年生)がやっている「自分の家を説明する」という単元にそって、

説明していきたいと思います。

  

まずは流れを掴む

はじめは、導入。

日本の家の写真とインドネシアの家の写真を見せて、生徒たちに何が違うか尋ねます。

 

先生(日本の写真を指して)「ここはどこですか?なにをしていますか?何がありますか?」

 

生徒「日本の家、日本人、みかん、こたつ、ごはんをたべています、はなしています」

 というような答えが飛び交います。

 

次に、

先生(インドネシアの写真を指して)「こっちはどうでしょう?」

 生徒「宿題をしています、友達、インドネシア人、インドネシアの家、おかあさん、こども…」

 

などの答えが飛び交います。

ここは導入。正解はなく、生徒の興味を、イメージをつけるためのものなので、全てにおいて「そうですね、ーーーがありますね」といっていることが多いです。

 

家には何がありますか?-単語練習-

次に、家には何があるかを確認していきます。

例えば、

いま

きゃくま

トイレ

バスルーム

げんかん

にわ

だいどころ

などの単語の発音練習にはいります。

 

私、もしくは録音されているテープを使って「いま」を聞いて、

生徒は大きな声で「いま」と反復しています。

 

恥ずかしがらずに喋るが勝ち。

次に、この言葉を使うときにの会話の練習。 

「ここは、いまです。」

「いまには、なにがありますか?」

「いまには、ソファとテレビと机があります」

など。

 

「――――があります。」

「ここは、―――――です。」

などの文型を覚えるということも目的の一つです。

 

少しレベルを上げて

「居間で、なにをしますか?」

「居間でご飯を食べます」

などの会話練習が入ることも。

 

先生の作ったプリントを使って、生徒同士で質問するアクティビティをすることもあります。

ある程度会話練習を終えたら、教科書についている問題を宿題などでしてきます。

 

これで教室での流れは終わり。

単語を覚えるためにちなみに、単語カードを使ったりすることもあります。

 

復習発表...生徒による授業⁈

そしてそこから、グループになって、復習のための発表があるときもあります。

だいたい1グループ(6人〜8人)ずつ。

 

この家についての単元で言えば、

たとえば家の写真や、部屋の絵などをかいて、生徒たちで説明していきます。

「―――――さんのいえです。」

「居間には、―――――があります。」

など。ストーリーを作って芝居をしている生徒もいます。

 

発表というと想像しにくいですが、簡単に言えば生徒が先生の代わりになって復習するような感じです。

  

発表の生徒が

「ーーーです。わかりましたか?」

というと、

 

他の生徒たち

(この間は自分たちの準備時間にもしていい)が

 

「はーい。わかりました。」

などと言っています(実際はわかってないことが多いのが最近の悩み笑)。

 

最後には確認クイズなどをして、とにかくめちゃくちゃ盛り上がる。お菓子などの景品を用意してるクラスもあります。 

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こんな感じに。

 

みんな得意の絵などで人や地図を使う、食べ物の写真や紙芝居を用意するなどしていて、とてもいいアイデアなのですが、、、ひとつだけ思うことがあるとすれば。

  

1グループの発表時間が決まってないので、いつまでも同じグループが続く。

とにかく発表はながーいのです。仮装して発表してる人たちは汗だくになってます。

 

だいたい、1つの単元は3週間くらい。 

流れを見てもらえればわかりますが、日本人の英語などを学ぶときとそんなに変わりはないですかね。単元導入、練習、問題を使って復習、時々英語を使って発表…など。

違うとすれば最後の生徒たちの全員による発表、くらいですかね。

 

発表は確かにながいのですが、、、生徒たちはとにかく日本語の授業が楽しそう。

楽しく学べるってほんとにいいことだなーって思います。

 

楽しそうに私の日本の話を聞いてくれたり、

日本語の練習をしてる生徒たちを見てると、とっても嬉しいです。

 

そんなこんなで日本語教育説明のかたーいけど、文化の違いが満載の授業様子はおしまいです😊

落ち着きない、せわしい、でも楽しい日本語授業

つい先日のこと。

 

「先生、インドネシアの高校は冬休み⛄️がありますか?」、と聞いたところ

 「ありますよー。12月半ばからです。」

とのこと。でもまだ続きが、、、。

 

「ですが、センセイ(わたしのこと)、

学校はテストがあるのでもう11月28日から1月1日まで休みです。」

 ※それではあまりに活動が減るのでテスト期間も暇であれば学校に来てもいいよと最近言ってもらいました笑

 

えーーー。

そんなに長い期間なにしたらいいのー。

 この時点でもうすでに11月も2週目に入っていたので、 旅行するなら急いで決めないと、、、の時期のこと。

 

休みは約1ヶ月あるということで、 少し遠出することが増えそうです。

 

しかし!そこは本業(日本語パートナーズです)を忘れずに、 旅行しながらも、日本という国をいろんなところで伝えていけたらいい な、と。

あまり遠くではなく、東ジャワ内の周辺を極められたら良いかなぁーとおもっています。

 話のきっかけになるように

日本語パートナーズ!( Nihongopartners)

と書かれたバティク柄のバッグ 持ち歩くことにしようか......と考えてみたり。

 

そんなことはさておき、、、

書こう書こうと思って1ヶ月。

日本語パートナーズの日々の活動である

授業の内容📖✏️について、

今日は書きたいと思います。

 

最初は手一杯だし、不規則でなれなかった授業も、最近は少し様子が掴めて、余裕が出てきて書く気が湧いてきました👧笑

 

上記にあるように(今まで読んでもらってる方はなんとなくわかる かもしれません)、

私は普段日本語パートナーズとして、インドネシアの高校で、インドネシア人の日本語の先生と共に日本語の授業に入っています 。

 

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インドネシア高校の日本語授業事情

私の派遣先の高校の場合、日本語の授業が必修になってるのは2年生まで(中には1年生までのクラスもあります)。

3年生で日本語 を勉強してるのは言語クラスの生徒たちだけです。

 

どのクラスも進む速度は違いますが、

週に3時間ほど(135分)あり、2時間続き+1時間だけのクラ スがほとんどです。

 

私が普段関わっている日本語の授業は、

教科書+先生によるプリントによって進められています。

単元の説明、会話、発音練習、単元によるゲーム、 最後に生徒たちの復習を兼ねた発表が繰り返し行われているようで(決まりはないです)、

授業の内容は盛りだくさん。

 

日本語に興味を持っている子が多いということもあり、または寝てしまっては追いつけなくなるということなのか、寝ている子😴はほとんど見ません。

というより、とにかく進みが早いからかもしれないですね!!

 

とはいってもなかなか計画通りには進まず、

日本の文化を知る、 ひらがなの復習が入ったり、まったく違う行事や先生たちの会議などが入り、 一か月に一回は授業が無くなっている感じがします。

  

入れ替わり立ち替わりなせわしい授業

また、インドネシアの高校では、 いろいろなことが関連して時間が曖昧。

イスラム教の方は一日に5回のお祈りがあるため、(時間は人それ ぞれ)、 授業中にお祈りの時間があれば抜けて学校内にあるモスクへ。

 

また、人によって、 暦の中で自分だけの断食の日を決めているらしく、 その場合は体調も考えてちょこちょこ家に帰るということも。

または、生徒会の会議、部活のミーティング、 文化祭の話し合いなど…。 

いま?!みたいなタイミングで生徒たちの出入りは常。抜けてる間の分は、教室にいた生徒に聞くようです👂

とはいっても、イスラム教にとって大事な日に教室に残るのは、キリスト教の方数人だけ。

これは流石に進めるか悩むレベルですよね笑

 

初めは驚きましたが、最近はもう日常になりつつあります。 

 

日本が好き 

そして、一クラスに一人くらいはいる、日本語が大好きな子!

自分で言ってくる子は少なく(当たり前かもしれない(笑))こっ そりしゃべれるので、発音練習などで驚くことが多々あります。

 

たいてい日本語が好きな子は、日本のアニメからきているよう(ここ大事!)。

日本語学科などを大学で選んでいる人たちもきっかけはアニメらし く、スラバヤ大学の日本文化祭に行かせてもらった時は、 スタッフのきている服に書いているマスコットキャラクターはアニ メのものでした。

 

とにかく、好きと言ったら好き!

本当に興味を持っている子は特にですが、 みんな結構熱心に日本語を勉強しているように感じることが多いで す。

 

少しインドネシア高校生における日本語が想像していただけたでし ょうか?

次に、日本語の授業の内容を説明していきたいと思います。
 

ツイテナイ1日におもうこと

 

今日はいつも一緒に授業に入る先生がおやすみのため、1、2時間目終了後、朝の8時半には帰宅することになりました👟


本の学校ならまだ始まってもない時間です笑

  

せっかくオフの1日は有効に!

という予定だったのですが、のろ〜い帰りのアンコット(小型バスみたいなもので、お客を乗せるためにノロノロ)でお腹がチクチク痛くなるところからはじまって、
今日はとにかくついてない日だったんです。

 

タイトル通り今日は、ツイテナイ1日について、つらつら書いてしまってます、すみません。そんな中で感じたことは1番下に…。

(なんとなくシドアルジョ🇮🇩の生活を知ってもらえたらと思います🙏)

 

“ツイテナイ”

おっちょこちょいな私でもここまでこんなに感じたことがあったでしょうか。


というのも、

学校帰りに買ったココナッツジュースを洗濯物の上にぶちまけてしまったり、

 

道にある穴に落ちそうになったり。

 

たまに使うGrab(配車アプリ)がなぜか使えなくて、夜まっ暗、人通りの少ないところを1人で歩くはめになってしまったり。

 

同じデパートに2回も行くことになったり、

 

銀行での署名一つだけなのに、異常に時間がかかってしまったり。

 

映画を見ようとiTunesからダウンロードしたら、3時間もかかってしまったり(容量重いから当たり前なのです)。

 

もともとおっちょこちょいな私でも(2回言いました笑)ここ1ヶ月のうちに、こんなに悪いことが続く日ってあったかと思いますが、言いたいのは大変だった!!と、

そういうことではなくて。

 

実はこれ、

悪いところに目を向けてるだけなんです。

私の気の持ちようなんです。

※わかってるじゃん!と突っ込まれそうですが、この気づきは書いてる途中のことでしたので、もう少しお付き合い下さい😅😅


生徒にひらがなの間違えを指摘したら、自分の間違えに大笑い。

先生ありがとう!と言ってくれたり。

 

いつものココナッツジュース屋さんに行ったらおじさんが私を覚えててくれてたり、

 

シュウマイやさん?も優しいし、

 

私がカメラと睨めっこしてたら(実はカメラがほしい今)電気屋さんのお姉さんも、使える色んな言語を駆使して親切に説明してくれる。
モールでは、中国語で説明を受けたりもしました笑

 

暗い中、道を歩いてたら生徒が私を見つけて追いかけてきてくれて、

先生ひとり?大丈夫?って。

 

せんせいーって道端で呼ばれたり。

日本にいる友達だって連絡をくれるし、

接続の悪い中でも他愛のない話でも電話をしてくれる。

 
悪いことばっかりに目を向けてても仕方ないんだなって思うんです。

1日のうちに本当にいろんなことがあるのだから。
けれど、1つ嫌なことが起きたりすると、悪いところに目は行きがち。
不便なことがあるとわかってても、1人でどうしたらいいかわからなくなる時があります。

 

同時に上に出したように良いことに目を向けたら、人のあったかいことがたくさんでてくる、

街でもらった笑顔ばかりが思い浮かびます。

  

外国で生活してると当たり前のことながら、

周りはみんなわからない言葉を話していて、時々孤独を感じることがあります。

 

ひとりぼっちだなぁ、と感じる瞬間があれば

みんなに支えてもらってるんだなぁ、と実感する瞬間もあるのです。

 

日本だったらボタン一つで、宅配を頼めるし、ご飯は届くし、いきたいところを周囲で検索かけたら地図だって簡単に出てきます。

  

ここではもちろん地図なんてないので、自分の足で行かないと買いたいものも見つからないし、家まで帰らないといけない。長く歩いても目当てのものがあるかはわかりません。

 

暗くなる前には帰らないと、本当に人がいなくなってしまいます。

 

常に、道端の穴に注意しながら、バイクに注意しながら道を歩きます。

 

でもそれは完全に日本人目線だなぁっと思うのです。

別に、本当は不便なことでもなんでもなくて、やろうと思えばできるんです。

なのでぐちぐち思った自分に少し反省です。

それに気づいた今、タイトルは少しチョイスミスですね笑

 

自分がどれだけ日本で便利に囲まれているか、そしてその分人との関わりにどれだけ目を向けてないか。

 

そうしみじみ感じた、日常の中の1日でした。

 

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写真は朝6時、通学路から見える空。

これを見たら頑張ろう〜!って思えます🐥

 

 

(つらつら1日の出来事にお付き合い頂きありがとうございました😊 なんとなくシドアルジョでの生活を想像していただけたらと思います。次回はきちんとインドネシア情報お伝えさせていただきます🙏)

歴史感じるマランの街へ②

 

お腹が限りなくいっぱいになったところで、

ブライジャワ博物館(Brawijaya Museum)へ。

 

アイスクリーム屋さんからは再び配車アプリを使って車で移動🚘(そこは歩かなかと思いながらも車。なんにしろ距離があったのです笑)。

 

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ここはインドネシア独立戦争の際のものが展示された博物館で、銃や戦車、当時の新聞、お金、などなど。

ローカルな博物館で、入場料はRp3,000(約30円)と入るか入らないか迷う必要はありません。

 

 

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入ってすぐのところ。

 

空気感が独特で、

何が書いてあるのがわからないこともあり、

決して楽しい場所とは言えませんが、大学で「日本の平和学習」について研究していることもあり、一度は訪ねたかったところでした。

 

 

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床から天井まで展示物がぎっしり。

 

 

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カタカナが書かれた新聞などを見て、

日本人のいた時代がインドネシアにあったことを改めて感じました。

 

 

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外には戦車などもおいてありました。

 

 

博物館から車で15分程いった墓地に

日本人慰霊碑」があるというので、行ってみることに。

 

 

住所が中々出なかったため苦労しましたが、

博物館の人に助けてもらってどうにか車を頼むことができました(タクシーとは違って安い代わりに行先の入力が必須なのですが、名前が検索にかけても出てこないことがあります)。

 

聞いていた通り15分後、少し街から外れた大きな銀行の横に墓地はありました。

 

入り口には案内人のおじさんがいて、案内してくれるという。そんなにややこしいところにあるの?と思ったのですが、それもそのはず。

 

そこはインドネシアには少ないキリスト教の墓地。お墓が多く立ち並んでいるため、

どこに誰のお墓があるか、日本人慰霊碑があるか、、、

初めて来た人が自分たちだけで探したら日が暮れそうな感じでした。

 

まっすぐ、まっすぐ。

入口からとにかく真っ直ぐ進んだ一番奥のところに「日本人慰霊碑」はありました。

 

 

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ジャワ島には、第二次世界大戦、そのあとの独立戦争の際に参戦し、日本に帰らなかった日本人がいます。

日本人慰霊碑は、1982年に建てられました。

 

 

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慰霊碑表側:日本語文

「日本人慰霊碑

友好国インドネシア

美しい静かな街マランに

安らかに眠って下さい 

日イ両国の平和と繁栄を祈ります」

 

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慰霊碑の裏

 

 

日本人でインドネシアに住んでいるのなら一度は訪れたい場所。

色んな人に助けてもらいながらも行けてよかったです。 

 

写真でわかるように雲行きが怪しかったので、帰りの汽車にはまだ少し早かったのですが、とりあえず駅へ(ちなみに帰りも配車アプリは案内人のおじさんにしてもらいました)。

 

 

マラン駅の近くでご飯でも食べてようということになりました。

 

駅前の公園には出店みたいなのが並んでおり、ここまで来たならマランで有名なものを探すことに。

 

マランに来たからには、Bakso(日本で言う肉団子みたいな感じ)と言われていたので、見つけ出しました。

 

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マランに来たからにはとBakso(バッソ)。

 

いつもはBaksoだけでお腹いっぱいなのですが、Baksoを探している途中にメンバーの一人がRawon(牛肉の乗ったスープごはん)の話をし始めたのでみんなで

「Rawonの口になってきた」。

 

ということで欲張りました(笑)

 

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みんな大好きRawon(ラオン)。

本当にお腹いっぱいな日。

 

4時半になり、電車に乗り込み。

最初に書いたように行きに比べては安かったのですが、快適な汽車の旅を送って無事家路につくことができました。

 

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電車の中。

 

 

たった70kmの距離ではありますが、

帰ってきた時に感じる、あの遠出から帰ってきた感、と言ったら…。

やっぱり自分の生活する街の安心感はすごい。こんな日も大切。

またどこか1日旅へ行きたいと思いました😊