インドネシア語って実際どうなの?!
帰国まで1ヶ月となった今、書く内容ではないかもしれませんが、今日はインドネシアの言語について書きたいと思います。
インドネシアに来るとなった時、特に気にもしなかった、というより何も考えていなかった言語について。
言葉を交わさないでどのように生活するつもりだったのだ、という感じですが、そこらへんは本当に抜けていたのでした。
今回の記事は、先にオチから。
『言語がとっても苦手な私にとって、インドネシアに来ることを選んだことはよかった』
どういうことだ!と思った人は最後まで読んでみてください(^^)
昔から言語というものに面白みは感じていたものの、そして英語必修科目の大学にはいるものの、そこまで得意ではない私。
得意不得意というより、三日坊主といった方が正しいですね(笑)よく言語には得意不得意はない!努力の結果だ!といわれるので。
大学で、英語が嫌になった時に「このままではやばい!言語を学ぶ癖をつけなくては!」と中国語の授業はとったことがありましたが、結局得意にはならず。
新しい言語は一からなので、確かに楽しいのですが、どこかしらでつまずき。
そんな私なのですが、インドネシア語は自分に合ってくれたので本当に良かった。ということで、今回インドネシアを選んだことは、後々正解だったことに気付いたのでした。
インドネシア語学習歴
インドネシアに来ることが決まったのがちょうど一年前の今頃。去年の四月ごろから、初心者用の本を使って勉強を始めました。とはいっても、文法を書いて、単語を覚えて、本に沿って進めてみるだけ。話すことも聞くこともほとんどなかったので、もちろん上達せず。
4か月独断でやった勉強内容は、日本語パートナーズ派遣前研修の語学授業(1か月、日曜日を除いた午前中3時間)にて、1週間で終わってしまいました(笑)
結局、独学では難しかったわけですが、語学研修出みっちり一か月、毎日3時間インドネシア人の先生による少人数での授業を受け(毎週土曜日にはミニテストがあり、最後は大きなテストもあり…)、なんとか苦手な数字などの分野も話せるようになったのでした。
英語学習者にとっては混乱するともいわれる
後からわかったことですが、インドネシア語はぱっと見、英語。単語は違うけれど、アルファベット表記なことから、普段英語を勉強している人にとっては、難しいのだそう。話すとき、書く時、頭の中で混乱してしまうのだそうです。
そう考えると、日本人はほとんどの場合英語を勉強しているため、向いていないのでは…と思うかもしれません。韓国語、タイ語やベトナム語の方がいっそのこといいのでは(見た目が違うので)!
とはいっても、ここからどうにか、初めに言ったオチに持っていきます。
なぜそれでも良いのかというと、英語と似てる発音、単語が多いこと(混乱はするけど、英語学習者にとっては良い点)が第一にあげられます。
そして①特に細かい順番がない+②基本単語を覚えれば、日常会話は困らない、(私が5か月過ごしてきた感じ)ということが挙げられます。
どういうことかというと、①はそのまま。インドネシア検定などに関しては、細かいルールがあるようですが、話す分にはこだわりはないようで(私の周りが気にしていないだけかも)、単語を並べれば伝わります。全くないわけではありませんが…。
そして、②について。
これは本当で、普段使う言葉だけを覚えておけばどうにかなるということ。あいさつや名前や感情など。そして覚える単語も少なく、例えば、“enak”という言葉は、「おいしい」という意味もあれば、「涼しい」という意味もあります。
そして、“kemarin”というのは過去を表す言葉で、昨日以降のことは全部これで解決してしまいます。もちろん一昨日、先週、先月、去年、と全部単語はあるわけですが、あまり使いません。このように日本語だと、一つ一つ分けて使う言葉たちが、インドネシア語だと一緒になっている(日常会話)場合が多いため、話しやすい、覚えやすいということです。
時には発音によって意味が変わってしまい、苦労することもありますが、そういう時はそういう時。何度も言ったり(語尾をあげたら大体伝わることもある)アルファベットを言って、どうにか伝えれば解決。そしてインドネシア人は基本的にあせあせしないので、相手もきちんと待って、聞いてくれます。
ということで、私が感じたこと、生活してみてどうにかなっていること、という個人的な理由ではありますが、インドネシアという国を派遣先に選んだことは、
言語の面からみて、結論的によかったと思っています。もちろんほかの面からみてもよかったと思っているわけですが(笑)
ちなみに続けて、方言についても。
私の地域は東ジャワ州に当たるわけですが、ここで日常的に皆が話しているのは“ジャワ語”というもの。これについては、ほとんど聞き取れないほどの現地語。インドネシア語とは全く違い、発音も難しいのです。
多民族国家のインドネシアを統一されるときに後から作られたのが、インドネシア語。つまり、インドネシア人からしてみたら、現地語が先なわけで。
日本で言う方言のようなもので、各地域によって、言語があります。ジャワはジャワ語、マドゥラ(スラバヤ近くの島)はマドゥラ語、民族も違えば言葉も全く異なり。
相手が話している言葉がインドネシア語と思いながら聞くものだから、こっちは全く分からない(ジャワ語と分かったとしても、理解はできませんが)、なんてことも多々あります。
私はジャワ語ができない!宣言をしているので、あまり話すことも覚えることもありませんが、困る頻度が最近増えてきたようには感じています。
ということで、最近は少しでもジャワ語を使えるように見様見真似で頑張ってます!
皆さん、どうでしょうか?少しでもインドネシア語に興味を持っていただけたら、光栄です。まだまだインドネシア語初心者ですが、これも何かの縁。日本に帰ってからも身近に触れられたらなぁと思っています。
新しい言語を勉強したいと思ってる方!
インドネシアに行く予定があってもなくても、インドネシア語、楽しいですよ!ぜひトライしてみてください!!!
長くなりましたが、以上です。